HP ProBook 5330mのSSD換装で覚えたSSD最適化を別のPCにも試してみました。最近、HDDをSSDに換装したPCは4台あり(失敗したHP ProBook 5330mはノーカウント)、2台はEaseUS Todo Backupで、2台はAOMEI Backupper Standardでクローンしていましたが、msinfo32で確認すると4台ともズレていました。

 クローン時に「SSD最適化」というチェック項目があったかどうかは覚えておらず、最初はチェックし忘れたのか?と思いましたが、4台すべて同じとなると…。「最適化にチェックしていたのにズレてた」という記事もあり、ソフト側の不具合なのかもしれません。

 4台とも「EaseUS Partition Master」を使ってストレージのSSD最適化(4Kアライメント)を実行しようとしたところ、Panasonic CF-SX3(CPU:Core i5-4200U)の1台だけ再起動中に「The operation had been aborted!」と出て、変更(容量変更や4Kアライメント)が適用されない問題が発生しました。

 Panasonic CF-SX3のSSDは東芝製240GB(THNSN9240GESG)です。4Kアライメントされていない状態で比較するとベンチマーク値は4台の中で最も優秀でした。

 起動中にわずか数秒表示されるだけなので、何が起きているのかとビデオ撮影してみました。最初に「The operation will start in 6 second! (欠けてますが、たぶんPress) any key to abort!」と一瞬表示されていて、すぐさま「The operation had been aborted!」になります。何もしていないのに、何かキーが押されたような挙動をしてしまっています。

 対処法について、1件だけヒットしまたものの取り扱っていたのはEaseUS Partition Masterを使ったCドライブの拡張であり、それはWindows10のディスク管理で代用できる(しかもディスク管理だと再起動は不要)内容でしたので、解決に結びつく内容ではなく、日本語で解説しているページは皆無でした。(EaseUS Partition Masterの評価がイマイチ低い原因はこの不具合のせいでは?)

 解決策はここに載ってました。メモ帳でEpmStartと入力したEpmStart.txtファイルを作り、CドライブのWindowsフォルダに入れたところ、回避することができました。

 なお、問題なく進むときとは違って、起動中のWindowsロゴがあったところの文字が欠けたまま進みました。

 SSD最適化(4Kアライメント)終了後の結果です。最近、SSD換装した4台の中で最も優秀な値を出しています。Panasonic CF-SX3は4Kアライメント前からサクサク動作になっており、正直、今のところ4Kアライメント調整による改善効果はベンチマーク結果でしかわかりませんが、SSDの長寿命化にも効果あるとのWeb記事もあり今後の効果実感に期待します。