ここ数年、普段使いでLinuxMintおよびLibreOfficeの使用率が上がっています。ただ、業務用報告書のひな形がMS-OfficeのWord形式なので、仕方なくWindows PCを立ち上げ、Wordで4ページほどの報告書を作成しました。

 最終的にPDF形式で入稿する必要があったので、いつも通り、ファイル → 名前を付けて保存 → PDF形式で保存、しようとすると…
 「原因不明のエラーが発生しました」
 …なんじゃそりゃ。年度末で締切が迫っているなか、慌てました。

 ネットで対策を探すも、あまりコレといったものがなく、フォントが原因という記事が数件あったくらいでしょうか。しかし、私のWordファイルはフォントを修正してもダメ。オンラインでの変換サービスも試しましたが、ダメでした。

 結論として、LibreOffice 5.1のDrawで作成し、EMF(Enhanced Metafile)形式にエクスポートした図が原因でした。

 同じファイル(.odg)をWMF(Windows Metafile)など別の形式にエクスポートしたり、新しいバージョンのLibreOffice Drawで開き、EMF形式にエクスポートした図に差し替えると回避できます。

 なぜ、EMF形式に変換していたかというと…グラフ描画ツールのNgraphで使っていた馴染みのある形式だったからです。

 LibreOfficeのバージョンについて、6.0でエクスポートすると再現しなくなることは確認済み。元ファイル(.odg)を作り直す必要はありません。LibreOfficeは5.3あたりでEMF周りの修正を入れたようで、5.3以降では再現しなくなっていると思われます。